少子化についての観念的議論
10年後には労働人口が1000万人減るというニュースを見たのでひさしぶりに少子化についてなにか書いてみようと思う。 1000万人というと規模的には現在の関西圏で働いている人すべてが消えるという。 原因はもちろん少子化である。少子化の原因は若者の経済的困窮、地縁血縁の希薄化、ステータス主義、晩婚化、趣味の充実、東京一極集中などいろいろなものがあげられる。 どれも問題ではあると思うのだが、こうした具体的な問題の数々よりもっと抽象的な話に目を向けたほうが良いのではないかというのが僕の立場だ。 少子化の議論に関してはいまや具体的な問題が山積しすぎていて抽象的で大きな話は後塵に追いやられてしまった。無理…