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休養日の予定が、昨日書き忘れたのでちょっとだけ。 1998年、横浜松坂春夏連覇した年の春の選抜高校野球大会 準々決勝 PL学園3vs2明徳義塾 の試合が行われました。この試合と昨日の 智弁学園3vs2明徳義塾 の試合内容が非常に似ていました。記しますと 1⃣ 準々決勝 2⃣ 明徳義塾の投手はサウスポー(1998年は寺本) 3⃣ 明徳義塾が9回表に投手(背番号1)のホームランで2-1と勝ち越す。 4⃣ 明徳義塾が逆転サヨナラ負けで敗退。 私は昨日の試合を見ていて23年前のこの試合を思い出しました。 1998年はPL学園と明徳義塾は夏も出場しましたが歴史的激戦の末にPL学園(延長17回)明徳義塾(…
~決勝は智弁対決、高嶋前監督は複雑な心境?~ 夏の甲子園準決勝は近畿勢同士の熱戦を制し、智弁学園、智辯和歌山が決勝に進出しました。 私は智辯和歌山の高嶋前監督が好きです。現在は監督を退きましたが智辯和歌山をここまでの強豪にしたのは間違いなくこの名将です。甲子園68勝は第一位の数字。エピソードを記しますと、 ⓵ 智辯和歌山の監督就任当初は弱小でどこも練習試合の引き受けが無い中、「池田高校の蔦監督」が面倒(練習試合の相手)を見てくれました。以前のブログに蔦さんのことを書きましたがこういう器の大きさが好きです。 ⓶ 1985年に選抜大会に初出場するも駒大岩見沢に敗退、1987年に夏の選手権に初出場す…
~決勝は智弁対決、高嶋前監督は複雑な心境?~ 夏の甲子園準決勝は近畿勢同士の熱戦を制し、智弁学園、智辯和歌山が決勝に進出しました。 私は智辯和歌山の高嶋前監督が好きです。現在は監督を退きましたが智辯和歌山をここまでの強豪にしたのは間違いなくこの名将です。甲子園68勝は第一位の数字。エピソードを記しますと、 ⓵ 智辯和歌山の監督就任当初は弱小でどこも練習試合の引き受けが無い中、「池田高校の蔦監督」が面倒(練習試合の相手)を見てくれました。以前のブログに蔦さんのことを書きましたがこういう器の大きさが好きです。 ⓶ 1985年に選抜大会に初出場するも駒大岩見沢に敗退、1987年に夏の選手権に初出場す…
~優勝は智辯和歌山、智弁対決制す~ 夏の甲子園、智辯和歌山が投打に智弁学園を圧倒し、9-2で勝利し、21年ぶりの優勝を果たしました。21年前は猛打のチームで大会通算100安打、11本塁打の新記録を作っての優勝でした。以降はなかなか優勝できませんでしたが高嶋前監督からバトンを渡されてから3年目の中谷仁監督(1996年春選抜準優勝、1997年夏選手権は主将として優勝した時の正捕手です)の見事な手腕でした。 初日のブログで優勝監督について書きましたが、中谷仁監督は「優勝するにふさわしい監督」と思いました。品性、人間性に優れていると思います。 智辯和歌山卒業後はプロに進みましたが、阪神、楽天、巨人とプ…
~智辯和歌山、新旧監督にみる強さの秘密~ 夏の甲子園は昨日、智辯和歌山が投打に智弁学園を圧倒、9-2で勝利し、21年ぶりの優勝を果たし、幕を閉じました。 春夏あわせ39回の甲子園出場をほこる智弁和歌山ですが、決して恵まれた環境にあるわけではありません。100名以上の部員を要する強豪校もあるなか、同校は39人。1学年は10人ほど。県外からの生徒も少なく、中谷仁監督ら関係者がボーイズリーグなどに自ら足を運び選手をスカウトしています。限られた条件で、なぜ全国制覇を成し遂げられたのだろうか。背景には、驚きの練習と工夫がありました。 「前任の高嶋仁監督は、ピッチングマシーンを最速160kmに設定していま…
今年の夏の甲子園は天候に悩まされていますね。 三日連続の順延は1975年以来とか!当時は台風が影響したみたいです。 さて、私の高校野球ファン歴は約40年です。 時間があれば、春の選抜、夏の選手権は見られるだけ見ます。都合悪ければビデオ【ちょっと古いか】でチェックします。特に好きなのが「勝利監督のインタビュー」です。 監督も人間、インタビューで素顔が見られる時があります。 【おしゃべり好き(以…
~馬淵監督の涙~ 夏の甲子園、本日は天候の関係で三時間遅れの試合開始。 第二試合は接戦の好ゲーム、明徳義塾がサヨナラ勝ちをおさめました。 ある選手曰く「春選抜一安打完封負けの借りを返すために頑張ってきた」とか。 本日の勝利で明徳義塾は歴代14位タイの春夏通算60勝。この試合の「勝利監督インタビュー」はインタビューや取材の際、独特のだみ声で語るその応答や言い回しが「馬淵節」と…
~東北勢の躍進~ 今年は東北代表のチームが好調、いや最近の実績からは今年もと言ったほうがピンときます。とにかく強くなった東北勢、本日も盛岡大付がホームランを含む7-0で勝利、これで4戦4勝! 近年の傾向としては ・一昨年まで12年連続ベスト8以上進出。 ・過去10年で4回の決勝進出。(八戸学院光星2回、仙台育英、金足農が1回ずつ) ・一昨年は鶴岡東が三回戦の関東一戦に勝利していれ…
~降雨コールド~ 夏の甲子園、本日は1993年以来の降雨コールドになりました。ちなみに1993年は堀越-樟南で堀越のショートは元中日の井端選手でした。試合は樟南が勝利しましたが次の常総学院戦でまたまた雨に見舞われ、再試合の末に0-1で敗れました。しかしこの悔しさをバネにして翌年も福岡-田村のバッテリーを要して夏の選手権で準優勝しました。 私が個人的に印象に残っている泥んこ試合1979年春…
~「攻めだるま」池田高校の蔦監督~ 夏の甲子園、本日も雨天中止。無事に消化できるか心配です。 初日にいろいろな監督の勝利インタビューについて書きましたが個人的に好きな監督は池田高校の元監督の蔦さんです。蔦監督関係の書籍は10冊ほど所有しています。人間力がとても魅力的です。 1982年夏、翌1983年春を「やまびこ打線」で連覇したことがあまりに有名ですが、甲子園に出るまで20年か…
~勇退する浦和学院の森士監督~ 夏の甲子園、本日は天候に恵まれ4試合を実施。 全49校最後の登場となった浦和学院(埼玉)。県大会決勝から3週間と実戦から遠ざかる中、終盤の追い上げもあと一歩及ばず日大山形(山形)に3-4で敗れた。 今大会を最後に勇退する森士(もり・おさむ)監督は30年間の監督生活に別れを告げた。 1点を追う9回。2本の安打と四球で2死満塁、打席には4番・吉田瑞樹…
~王者の敗北、大阪桐蔭の綻び~ 夏の甲子園、本日は一試合のみの実施。ベスト16進出をかけて、大阪桐蔭と滋賀の近江、近畿勢同士が対戦しました。 夏の大会6度目の優勝を目指す、大阪桐蔭に対し、3大会連続甲子園出場の近江。 強豪同士の対戦は、1回から試合が動きます。 大阪桐蔭は2アウトながら満塁のチャンスに、6番の宮下選手。 走者一掃のタイムリーツーベースヒットを放ち、3点を先制します。…
~ベスト8出揃う甲子園、近畿勢強し~ 『第103回全国高等学校野球選手権大会』は25日、3回戦の4試合が行われ、準々決勝に進出する8校が出揃った。この日登場してきた近畿勢は智弁学園(奈良)、神戸国際大付(兵庫)、近江(滋賀)がいずれも3回戦を突破し、史上初めて同一地方から5校が準々決勝に進出した。 第1試合は智弁学園が主砲・前川右京の2試合連続ホームランなど13安打7得点で日本…
~ベスト4出揃う甲子園、近畿勢独占~ 夏の甲子園準々決勝は高校野球ファンにとって「甲子園で最も面白い一日」と呼ばれます。心技体を研ぎ澄ませた全国の8校があらんかぎりの実力をぶつけ合うからです。 この日の4試合中、3試合がサヨナラ決着。劣勢でもあきらめることなく全力で相手に立ち向かう球児たちに、SNS上でも賛辞の声が相次ぎました。 中でも第4試合の近江-神戸国際大付戦で…
休養日の予定が、昨日書き忘れたのでちょっとだけ。 1998年、横浜松坂春夏連覇した年の春の選抜高校野球大会 準々決勝 PL学園3vs2明徳義塾 の試合が行われました。この試合と昨日の 智弁学園3vs2明徳義塾 の試合内容が非常に似ていました。記しますと 1⃣ 準々決勝 2⃣ 明徳義塾の投手はサウスポー(1998年は寺本) 3⃣ 明徳義塾が9回表に投手(背番号1)のホームランで2-1と勝ち越す。 4…
~決勝は智弁対決、高嶋前監督は複雑な心境?~ 夏の甲子園準決勝は近畿勢同士の熱戦を制し、智弁学園、智辯和歌山が決勝に進出しました。 私は智辯和歌山の高嶋前監督が好きです。現在は監督を退きましたが智辯和歌山をここまでの強豪にしたのは間違いなくこの名将です。甲子園68勝は第一位の数字。エピソードを記しますと、 ⓵ 智辯和歌山の監督就任当初は弱小でどこも練習試合の引き受けが無…
~優勝は智辯和歌山、智弁対決制す~ 夏の甲子園、智辯和歌山が投打に智弁学園を圧倒し、9-2で勝利し、21年ぶりの優勝を果たしました。21年前は猛打のチームで大会通算100安打、11本塁打の新記録を作っての優勝でした。以降はなかなか優勝できませんでしたが高嶋前監督からバトンを渡されてから3年目の中谷仁監督(1996年春選抜準優勝、1997年夏選手権は主将として優勝した時の正捕手です)の見事な手腕でし…
兄は大阪桐蔭、近江選んだエース山田 決意に続いた副主将との快進撃 (3月31日、第94回選抜高等学校野球大会 決勝、近江1-18大阪桐蔭) 補欠校から繰り上がりで出場した近江(滋賀)は、選抜大会史上で、補欠校としても滋賀県勢としても最高の準優勝に輝いた。 快進撃を引っぱったのが、中学時代から同じ硬式野球チームでプレーした主将と副主将だ。 「自然が豊かで大好きな滋賀に残っ…
センバツ圧勝「大阪桐蔭強すぎ」で有望中学球児の“大阪離れ”懸念 圧倒的な強さで4年ぶり4度目となるセンバツ甲子園制覇を成し遂げた大阪桐蔭。近江(滋賀)との決勝戦は16安打18得点で圧勝。この試合で4本の本塁打が飛び出し、1大会でのチーム本塁打数は最多記録を大幅に更新する11本となった。前評判の高かったチームがフタを空けても飛び抜けた強さをみせた恰好だが、“強すぎる”ことが、思わぬ波紋を広げそうだ…
~名将の勇退、帝京高校前田監督~ 以前、今夏に勇退する浦和学院の森士監督について書きましたが同じ関東地区で今夏に勇退した帝京高校の前田監督も好きな監督の一人です。ここ10年ほどは甲子園から遠のいていましたが甲子園出場26回、51勝23敗(勝利数は2019年夏現在、歴代4位タイ)・優勝3回は間違いなく「名将」です。 監督就任当初は理想と現実のはざまで、前田監督は立ち尽くします。帝京の監督になった22歳の若き指導者は、次々といなくなる部員を呆然と見送るしかありませんでした。 1972(昭和47)年1月。“就任演説”で「頑張って甲子園に行こう」と話して部員に笑われたことに「腹が立った」ため、意地で猛…
~名勝負列伝-【1】北陽×新田~ 本日は1990年4月3日に阪神甲子園球場で行われた第62回選抜高等学校野球大会準決勝第2試合、大阪・北陽高校対愛媛・新田高校戦です。北陽は松岡監督、新田は一色監督の「名将対決」でした。このころはまだDVDがなく、ビデオで録画しようと思い、準決勝2試合なら6時間で大丈夫だろうと思い、120分の3倍モードでセットしたら第一試合も延長13回、この試合が延長17回で録画失敗に終わったのが懐かしい思い出です。 この年の選抜大会は全31試合のうち15試合が1点差勝負、延長戦6試合、サヨナラゲームが5試合と熱戦に次ぐ熱戦でした。その象徴がこの準決勝第2試合、北陽-新田戦でし…
~名勝負列伝-【2】PL学園×明徳~ 先日の高校野球あれこれ 第10号に少し書きましたが本日は1998年春の選抜準々決勝のPL学園対明徳義塾をもう少し掘り下げたいと思います。少し長くなりますがお付き合いくださいね。 「明徳義塾に待っていた最終回の悪夢」 松坂大輔(西武)を擁する横浜高校が春夏連覇を達成した1998年の甲子園。公式戦44戦無敗という前代未聞の強さを誇った王者を中心に、この年はのちの松坂世代と評されるほどハイレベルな選手が揃い、数多くの名勝負を生みだした。高校野球人気を一気に加速させた一年と言える。そんな最高に面白い年だったのだが、夏の甲子園において現実的に「打倒・横浜」を狙えたの…
~名勝負列伝-【3】箕島×浪商~ 今年の夏の甲子園は近畿勢がベスト4を独占しましたが1979年の選抜も近畿勢がベスト4を独占しました。箕島、浪商、PL学園、東洋大姫路です。準決勝で夏春連覇を狙ったPL学園は箕島に延長10回サヨナラ負け、東洋大姫路は香川にホームランをあびて撃沈しました。決勝は2年ぶりの優勝を目指す箕島と24年ぶりの優勝を目指す浪商の対戦。両チームの気迫がぶつかる決勝に相応しい試合になりました。 「投げてるのは俺や 黙ってみとけ!」という試合です。 1979年4月7日 決勝 箕島(和歌山)8-7浪商(大阪) 前年秋の近畿大会準決勝でも対戦していた両チーム、その時は11-4で浪商が…
~甲子園に旋風を起こしたチーム-【1】1988年夏の浦和市立~ 「さわやか旋風」が駆け抜けた夏 今回は名勝負ではなく、甲子園に旋風を起こしたチームを紹介します。最初は1988年夏の浦和市立です。 この大会、打率49チーム中49位。平均身長も49位。誰が浦和市立の準決勝進出を予想できたでしょうか?2回戦で前年選手権準優勝の常総学院、3回戦でセンバツベスト4の宇都宮学園を破り、準々決勝はセンバツベスト8宇部商との戦いになりましたがこの試合も強豪相手に堂々とした戦い、延長11回の末に勝利します。投手の星野を筆頭に笑顔がホントに印象的で似合う、不思議なチームでした。 甲子園に出たこと自体が“奇跡”だっ…
~甲子園に旋風を起こしたチーム-【2】2007年夏の佐賀北~ 「がばい旋風」が駆け抜けた夏 今回も甲子園に旋風を起こしたチームを紹介します。2007年夏の佐賀北です。 この大会に於いて同校は、甲子園で一勝もしたことのない無名の県立校でありながら開幕試合を白星で飾ると、そこから数々のドラマティックな試合を演じ、優勝を果たした。 宇治山田商との2回戦では延長15回引き分け再試合の死闘を繰り広げ、一躍注目を浴びる。さらに快進撃はとどまらず、準々決勝では「東の横綱」と称される帝京高校と延長13回の熱戦。2度スクイズ阻止するなど驚異的な堅い守りでサヨナラ勝ちした。 この大会は、前年2006年の駒大苫小牧…
~甲子園に旋風を起こしたチーム-【3】2018年夏の金足農~ 「東北勢の躍進!」雑草魂の野球が花開く 以前の高校野球あれこれ 第3号に「東北勢の躍進」について書きました。今回も前回に続き甲子園に旋風を起こしたチーム、まだ記憶に新しい2018年夏の金足農です。 この年、東北の夏を熱くしたのは、春夏連覇を果たした大阪桐蔭よりも金足農だったのかもしれない。秋田大会から決勝の途中まで、ほぼ1人で投げ抜いたエース・吉田輝星(現日本ハム)を擁して準優勝。4強入りした1984年夏(この時は準決勝で桑田、清原のPL学園をあわや!のところまで追い詰めました)を上回る“金農旋風”を起こした。当時を振り返る中泉一豊…
~名勝負列伝-【4】PL学園×横浜~ 今回は久しぶりに「名勝負列伝」です。 1998年8月20日、高校野球の歴史に深く刻まれた激闘があった。第80回全国高校野球選手権の準々決勝、PL学園対横浜。延長17回、3時間37分、そして松坂大輔の250球。まさに死闘ともいえるその一戦は、点ではなく線で見てみれば、また違った輪郭が浮き彫りになる。現在の高校野球の潮流にもつながる、2つの出来事を振り返りたい。 <延長17回の死闘は「2つの意味」で高校野球の歴史の転換点となった> 高校野球の歴史を変えた一戦――。記録や記憶を掘り起こせば、多くの試合が頭をよぎる。高校野球ファンであれば、誰もが「この試合こそ!」…
~名勝負列伝-【5】池田×中京~ 今回も「名勝負列伝」です。 高校野球あれこれ 第5号に池田高校の蔦監督のことを書きました。個人的に大好きな監督です。「やまびこ打線」の衝撃が1982年。この年の活躍を含めた池田高校、蔦監督の歴史などは日を改めて書こうと思いますが、本日は1983年夏の「事実上の決勝戦」と言われた池田対中京を振り返りたいと思います。 <大会きってのエース2人による投げ合い> 1982年の夏に“やまびこ打線”の猛打で早実の荒木大輔に引導を渡した池田。その勢いのまま優勝を飾ると、翌83年のセンバツでも頂点に立った。そして迎えた夏。エースで四番の水野雄仁(のち巨人)を中心に、3季連続優…
~名勝負列伝-【6】箕島×PL学園~ 本日は最初に報告があります。ネットの記事にありました「2017年のGoogleAdsenseの合格率は4%?厳しい数字?」ということから合格することが難しいといわれているグーグルアドセンスに合格しました。これも皆様から毎回見ていただいている成果だと感じております。今回から記事やブログ内の空きスペースに広告が入っていますが「クリックしていただけますと大変うれしく思います」。記事を書く励みにもなります。よろしくお願いいたします。 今回も「名勝負列伝」です。高校野球あれこれ 第17号で1979年の選抜決勝戦について触れましたがその前日の試合に焦点を当てます。この…
~甲子園に旋風を起こしたチーム-【4】1974年夏の鹿児島実業~ 「旋風」を起こしたアイドル 最初に~ネットの記事にありました「2017年のGoogleAdsenseの合格率は4%?厳しい数字?」ということから合格することが難しいといわれているグーグルアドセンスに合格しました。これも皆様から毎回見ていただいている成果だと感じております。今回から記事やブログ内の空きスペースに広告が入っていますが「クリックしていただけますと大変うれしく思います」。記事を書く励みにもなります。よろしくお願いいたします。 今回は「甲子園に旋風を起こしたチーム」です。 この年の前年に昭和の怪物、作新学院の江川投手の登場…
~甲子園に旋風を起こしたチーム-【5】1977年春の中村~ 「二十四の瞳」旋風が吹く 甲子園には時々ベンチ入りに満たない部員のチームが快進撃を見せる時がある。1974年春の゛さわやかイレブン゛池田、そして1977年春の中村である。部員は12人。今回は中村を振り返ってみたい。 当時の高知県の高校野球は高知、高知商、土佐の3強時代だった。「上手な選手は高知市内へ行っていた。言葉は悪いけど僕らは残り物だった」とエースとして活躍した山沖氏。県西部の四万十川にほど近い中村は、地元の中学出身の12人で構成されていた。だが、191センチの長身右腕・山沖氏を中心に、76年秋に快進撃を見せる。高知大会を制し、四…
~甲子園に旋風を起こしたチーム-【6】1979年春夏の浪商~ 「甲子園を沸かせた黄金バッテリー」 先日の高校野球あれこれ 第17号で1979年春選抜の決勝戦、箕島-浪商を振り返りましたが今回はその中で牛島-香川の浪商バッテリーを掘り下げていきます。 高校野球と野球漫画の親和性はかなり高い。友情、努力、勝利。これが『少年ジャンプ』の三原則と聞くが、その三要素が完ぺきにそろう世界ではある。ただし、あまりジャンプから人気野球漫画が出ないとも聞く。それはそうだろう、とも思う。高校野球の魅力は勝利だけではないからだ。むしろ、勝ちたいと願い、すべてをなげうってもなお、届かなかった敗者たちの球児のドラマが心…
~「尾藤スマイル」箕島の尾藤監督~ 以前、今夏に勇退した浦和学院の森士監督、帝京の前田三夫監督について書きましたが個人的に好きな監督は他にもいます。亡くなられていますが箕島高校元監督の尾藤公さんです。人間力がとても魅力的です。 「箕島高校野球部の歴史=尾藤監督の歴史」といっても過言ではないでしょう。 尾藤公氏に率いられ強くなった箕島高校 箕島高校野球部と言えば、尾藤公氏の存在について触れないわけにはいかない。尾藤公氏は、和歌山県の公立高校である箕島高校野球部の監督に1966年に就任すると、血のにじむような猛練習を選手に課す。すると、チームは急成長。就任3年目の1968年の春のセンバツで、早くも…
兄は大阪桐蔭、近江選んだエース山田 決意に続いた副主将との快進撃 (3月31日、第94回選抜高等学校野球大会 決勝、近江1-18大阪桐蔭) 補欠校から繰り上がりで出場した近江(滋賀)は、選抜大会史上で、補欠校としても滋賀県勢としても最高の準優勝に輝いた。 快進撃を引っぱったのが、中学時代から同じ硬式野球チームでプレーした主将と副主将だ。 「自然が豊かで大好きな滋賀に残って優勝したい」。栗東市出身の山田陽翔(はると)選手(3年)が、近江を選んだ理由だ。3学年上の兄は大阪桐蔭に進学したが、「強いチームに入るより、強いチームを倒したい気持ちが勝った」という。 強豪ひしめく近畿で、滋賀県勢は唯一、春夏…
〜名勝負列伝-【13】伊野商×PL学園〜 <PL学園清原和博沈黙せり!> 1985年4月6日準決勝 伊野商(高知)3−1PL学園(大阪) 今回も「名勝負列伝」です。高校野球あれこれ
〜名勝負列伝-【14】早稲田実×駒大苫小牧〜 <ハンカチ王子頂点へ> 2006年の甲子園を沸かせたのは、早稲田実の斎藤佑樹投手。ポケットに汗を拭うハンカチを仕込ませていたため、「ハンカチ王子」
〜名勝負列伝-【15】中京大中京×日本文理〜 <野球は9回2アウトから>「野球は9回2アウトから」という言葉は、「諦めない精神の象徴」とも言える野球界の金言だ。2009年夏の決勝戦はこの言葉の大切さをかみしめた一戦と
〜名勝負列伝-【16】東邦×育英〜 <高校屈指の本格派投手同士の対戦> のちに阪神に入団した若竹竜士(育英)、中日、日本ハムなどに在籍した木下達生(東邦)の投げ合い。結果は1−0で木下が勝利し
〜名勝負列伝-【17】関 西×早稲田実〜 再試合 この年の早稲田実、いや高校野球と言えば夏の決勝、早稲田実✖駒大苫小牧の延長15回再試合ばかりがクローズアップされますが、春選抜のこの試合も延長15回の
〜名勝負列伝-【18】済美×東北〜 <野球は9回2アウトから> 「野球は9回2アウトから」という言葉は、「諦めない精神の象徴」とも言える野球界の金言だ。2004年選抜の準々決勝戦はこの言葉の大切
〜名勝負列伝-【19】東海大甲府×佐賀工〜 <奇襲成功!ホームスチールが決勝点に> PL学園が春夏連覇した1987年(昭和62年)の夏の大会は、投手大豊作といわれた。尽誠学園・伊良部秀輝、沖縄水
〜名勝負列伝-【20】智辯和歌山×星 稜〜<星稜エース奥川、まさに熱闘甲子園!>今年プロ2年目でヤクルトのエースに成長、日本シリーズの開幕投手をつとめたのが当時星稜のエースだった奥川投手。星稜は春の選抜でも優勝候
〜名勝負列伝-【21】東洋大姫路×花咲徳栄〜 <2日連続の死闘!あっけない幕切れに> 高校野球の甲子園大会では第90回春の選抜から延長戦で13回以降になるとタイブレーク制が導入された。それまでは
〜甲子園に旋風を起こしたチーム-【7】2014年夏の敦賀気比〜 「圧倒的破壊力の敦賀気比 2014年の夏」 今回は久しぶりに「甲子園に旋風を起こしたチーム」です。敦賀気比は2015年春選抜で北陸勢初の優勝を遂げ
兄は大阪桐蔭、近江選んだエース山田 決意に続いた副主将との快進撃 (3月31日、第94回選抜高等学校野球大会 決勝、近江1-18大阪桐蔭) 補欠校から繰り上がりで出場した近江(滋賀)は、選抜大会史上で、補欠校としても滋
~智辯和歌山、新旧監督にみる強さの秘密~ 夏の甲子園は昨日、智辯和歌山が投打に智弁学園を圧倒、9-2で勝利し、21年ぶりの優勝を果たし、幕を閉じました。 春夏あわせ39回の甲子園出場をほこる智弁和歌山ですが、決して恵まれた環境にあるわけではありません。100名以上の部員を要する強豪校もあるなか、同校は39人。1学年は10人ほど。県外からの生徒も少なく、中谷仁監督ら関係者がボーイズリー…
~名将の勇退、帝京高校前田監督~ 以前、今夏に勇退する浦和学院の森士監督について書きましたが同じ関東地区で今夏に勇退した帝京高校の前田監督も好きな監督の一人です。ここ10年ほどは甲子園から遠のいていましたが甲子園出場26回、51勝23敗(勝利数は2019年夏現在、歴代4位タイ)・優勝3回は間違いなく「名将」です。 監督就任当初は理想と現実のはざまで、前田監督は立ち尽く…
~名勝負列伝-【1】北陽×新田~ 本日は1990年4月3日に阪神甲子園球場で行われた第62回選抜高等学校野球大会準決勝第2試合、大阪・北陽高校対愛媛・新田高校戦です。北陽は松岡監督、新田は一色監督の「名将対決」でした。このころはまだDVDがなく、ビデオで録画しようと思い、準決勝2試合なら6時間で大丈夫だろうと思い、120分の3倍モードでセットしたら第一試合も延長13回、この試合が延長17回で録画失…
~名勝負列伝-【2】PL学園×明徳~ 先日の高校野球あれこれ 第10号に少し書きましたが本日は1998年春の選抜準々決勝のPL学園対明徳義塾をもう少し掘り下げたいと思います。少し長くなりますがお付き合いくださいね。 「明徳義塾に待っていた最終回の悪夢」 松坂大輔(西武)を擁する横浜高校が春夏連覇を達成した1998年の甲子園。公式戦44戦無敗という前代未聞の強さを誇った王…
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